土地の登記記録に記載される地目についておたずねします。
「池沼」とはどのような土地を指すのでしょうか?
海のような公有水面以外の水面下の土地も、不動産登記法で登記の対象となる土地です。
土地の登記記録に記載されている地目は、土地をその利用状況によって区分したもので、法律によって23種類が定められています。
その法律によると、池沼(ちしょう)は、
「かんがい用水でない水の貯留池」
となっています。(不動産登記事務取扱手続準則 第68条8号)
公有水面下の土地以外の水面下の土地で、耕地をかんがいする目的で用いない水の貯留地を「池沼」として扱います。
かんがい用水として用いる場合には「ため池」となります。
一般に「池沼」とは、自然に水が貯留した池などを指しますが、登記手続では、天然のものであるか人工のものであるかは問わず、その目的で判断します。
実際には、地目が池沼であるかどうかの判断にはかなりの困難を伴う場合があります。
その他、地目の「池沼」についてお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
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