隣地との境界線を確定したい時の手続について

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土地・境界に関するお役立ち情報 No.17
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隣地との境界線を確定したい

Question

私は、相続した土地に自宅を新築しようと計画中ですが、土地が狭いため建ぺい率ぎりぎりに建てたいと考えております。

そのため、後々隣の人から土地境界のことで苦情等が来ないようにすることと、建ぺい率計算の基礎として敷地の境界線を確定しておきたいのです。

この場合、どのような手続をとればいいのでしょうか?

Answer

結論からお話すると、このような場合は最寄りの土地家屋調査士に相談し、土地境界確定測量と地積更正登記を依頼されるのが一番良い方法だと思います。

業務依頼を受けた土地家屋調査士は、該当地(申請地)と、それを取り囲む土地の全てについて、その土地を管轄する法務局に出向き、保管してある公図や地積測量図、登記事項証明書等を閲覧調査します。必要に応じて、明治時代に作成された和紙公図や、旧土地台帳も調査することがあります。

また、申請地の前面が役所の管理する市道や町道など官地の場合は、道路台帳を備えてある場合もありますので、その管理図面や幅杭の座標データ、基準点データなど参考となる資料を調査します。

次に、境界立ち会いをするための事前準備として現況測量を実施します。 この現況測量を実施する理由は、調査した資料との整合性や誤差を把握するとともに、亡失している境界標があれば、資料に基づく復元点の仮点設置など、事前に準備しておくことができます。

土地家屋調査士は、このような準備を万全にしながら、実際の境界立ち会いに臨みます。

境界立ち会いでは、前述した調査資料と現況測量との整合性についての説明や境界標の確認作業など、土地の面積、道路幅、土地の沿革なども参考にしながら、立ち会いによって境界を求めていくことになります。復元杭や分筆杭が入る場合には、この時点で隣地所有者に了解を取っておきます。

隣接土地所有者、管理者との境界確定協議が成立したならば、「境界確定図」を作成します。

この境界確定図には、位置図、公図写、現況実測図、求積図、求積表、承認欄、境界標の写真などが表示されており、最終的に関係者の署名及び承認印を取得することで、境界確定協議が成立します。

参考(境界確定図):
 境界確定図

この境界確定図(境界確定協議書)を添付して、土地地積更正登記を申請し実測面積と登記面積を一致させておけば法務局に地積測量図が備え付けられるので、大切な土地を守る方法としては万全です。

このような状態にしておけば、建ぺい率ぎりぎりに建築することもブロック塀を設置することも容易となりますし、将来の境界紛争の予防に大いに役立つこととなります。

もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。

 情報提供:土地家屋調査士結城輝夫事務所<宮城県仙台市>

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目 次

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  1. あなたの土地を守る3つの方法
  2. 境界標設置のメリットと、境界標の種類
  3. 土地を守る確定測量は立会が重要
  4. 土地を分割して売りたい(相続したい)
  5. 土地登記簿の面積が実際に測ると違う
  6. 境界杭が抜けてしまったので復元したい
  7. 父が元気なうちに隣の土地との境界をはっきりしたい
  8. 工事のため境界杭が邪魔なので、隣と立ち会ってから工事したい
  9. 地目を変更したい(山林→宅地など)
  10. 農地を宅地にして子の家を建てたい
  1. 公図に、実在しない水路がある
  2. 現地と公図の形が違う、どちらが正しい
  3. 宅地を通る国有地の払い下げ
  4. 字が異なる宅地は合筆できるか
  5. 奥まった土地にも建物を建てたい→土地を分筆し道路位置指定
  6. 話し合いによる区画変更は可能か
  7. 相続した土地の場所がわからない
  8. 隣地との境界線を確定したい
  9. 買った土地の面積が登記簿より少ない
  10. 地番と住居表示の違いがわからない
  1. 土地の境界はいつできたか
  2. 確定測量図の押印なぜ必要
  3. 幅員4メートルない位置指定道路
  4. 通行地役権を設定したい
  5. 土地の境界石は信頼できるか
  6. 傾斜地がある土地の境界線はどこか
  7. 休耕田の地目変更は可能か
  8. 雑種地とは?・宅地への変更可能か
  9. 幅員3メートルの市道、道路後退必要か
  10. 土地を分割して相続させたい
  1. 土地分譲に伴う位置指定道路
  2. 市街化調整区域に住宅を建てたい
  3. 公図の無番地は脱落地なのか
  4. 登記面積より少ない実測面積
  5. 縄延び、縄縮みはなぜ起こるのか
  6. 境界標の種類について
  7. 河川保全区域内の土地分譲手続き
  8. 保留地を購入する場合の注意点
  9. 境界立会への協力は必要なのか
  10. 道路対向地でも境界立会が必要か

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